絶縁覚悟で、日本出国2週間前に、初めて親にカンボジア就職すると伝えたら、
大学は、えひめ県外の大学に行きたかった。
長期休みには、アフリカを旅したかった。
母に猛反対されて、両方やらなかった。
大学の、長期休みでは、反対されつつ、東南アジアを一人旅した。
発展していない国がうらやましかった。将来はこの中に入らせてもらいたいと思った。
大学を卒業して、
新卒で日本の会社に入り、その後、発展してない国に行かねば、という思いが強まった。
海外就職をすると決めた。
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学生時代、海外に行くというと、
「親に心配かけて、危ない場所に行くなら、もう家に帰ってくるな」と言われるくらい、母に、反対され、心配された。
もし、母に海外就職のことを相談したなら、
「危ないとこに行くな、心配をかけるな」とか、
「新卒で入った会社をすぐやめるなんてダメだ」など、
間違いなく反対されることが想像できた。
これまで県外の大学に行けなかったこと、アフリカに行けなかったこと、
今までできていなかったことを考えていたら、親のせいにしていた。
自分の人生にも親にも、相当失礼だと思った。
ここで、海外就職を相談すると、必ず反対される。私は、それにひるんで実現できなくなることを恐れた。
自分がやりたいことを、 実現できなくなることを一番恐れた。
必ず実現するように、もう後戻りできない環境を作ろうと思って、
親に言わずに、海外就職先を決め、会社に退職する旨伝え、東京の狭いアパートから荷物を引払い、
航空券をとって、役所に行って出国手続きを進めた。
日本出国2週間前、親には、有給をとって休暇で実家に帰ると伝えていた。
実家の松山に帰った。
いつもお母さんと行く、地元のスシローという回転ずしで、寿司を食べていた。
もう、親子の縁を切られても、しょうがない。ものすごく悲しいけど。
家族だからって分かりあえない部分も多々ありますし。
大好きだ、大好きな家族だからこそ、
家族のせいにして、自分がやりたいことを、やらない理由にしてはいけないよと思っていた。
なので、覚悟して、
「仕事やめてきた!2週間後からカンボジアで働く!」と伝えた。
お母さんはびっくりした顔して、
「おかしいと思った、なんで何にもない日に、こんなに休みとって家に帰ってくるんかと思った。
あんた、いつかは海外で働くと思とったわー」と言った。
「怒らんの?反対せんの?」と聞くと、
「もうあきれているだけ、諦めたー」と笑ってくれた。
絶縁さえ、覚悟してたから、
本当にその言葉が、ただただ、ありがたかった。心からほっとして力がぬけた。
私は家族が見守ってくれる、家族がいるんだ。
心配性のお母さん。
親に、心配という負担をかけて、今、カンボジアに居させてもらっている。
心配しながら見守ってくれているのは、自分が心配だからやるなと言うより、
すごく愛を感じる。
破天荒な生き方かもしれないけど、家族のおかげで、完全に今がある。
ありがたい。
しっかり生きよう。
お母さん、最近FBでつながったので、この記事もみてくれているかも。
いつもありがとう、本当にありがとう。
家族が応援してくれているおかげで、安心して、
私は、カンボジアで、毎日、幸福だ。
間違いなく、日本から、カンボジアに来てよかった、楽しい、やっほい。
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